★浜岡勤東京海洋大学講師を迎えて、毎月1回、同学舎で舎生やOBさらに筑波大学院生も
参加してデベート研修会DESKを開設。日野市在住外国婦人の初級英会話教室も併設

 

地域との絆〜地域貢献塾(補習授業「フリースペース」、理科実験教室、陸上部コーチ)

★N.H.(東京大学マテリアル工学部)は2011年の東北大震災後に、自分達がお世話になっ
ている地元東京都日野市との絆を大切にしようと、「地域貢献塾」を立ち上げた。「フリースペー
ス」として、意欲はあるが勉強方法が分らないという地域の中学生に同学舎の会議室を使っ
て補習授業を行い、志望高校合格者を出すなど感謝されている。

★さらに地元の学校の実験教室を借りて年に3回「理科実験教室」を開き、毎回50人近い
小学生や保護者が参加、理科離れの時代に、親しみやすく分かりやすいと喜ばれている。

★J.Y.(東京農工大農学部)は、高校時代四百米走の選手。東京都でもトップクラスの選手が
いる地元中学校の要請を受けて陸上部のコーチ補助に就任し、夏休には長野県菅平の合宿に
も出かけて選手の強化に努めている。地元との多方面な絆が深まる。

 

 

坐禅・武道などOBも熱心に応援支援

★慶応大学時代に坐禅を始めた入鹿山常務理事は片道2時間半かけて、10年来、土曜日に
同学舎の3階大広間で舎生に坐禅の基本を、さらに近くの禅寺で本格的に指導する。

★Y.N.(東京大学教養学部)は、初めは長時間続けるのが非常に苦痛で終わった後立ち上が
れない程だった。次第に苦痛にもなれ坐禅をするときの静謐な時間を楽しむようになった。
坐禅は、日常生活で溜った澱みを流す清流のような存在になったと語る。

★同じくOBの岡野照久・伊藤孝評議員は舎生に薩摩の自顕流の精神と技を伝えようと、構
内に自顕流道場を開設、土曜日に門弟5人と激しい鍛錬指導に励んでいる。最近、「新選組の
故郷」日野市(新選組副長・土方歳三の生誕地)でもその実績が高く評価され、日野市恒例
の「新選組祭」には自顕流演武の要請があり、演武と同時に一般参加者の指導も行っている。

★H.W.(首都大学東京法学部)は小学時代に三国志を、高校時代は180冊の図書を読破した
読書家で剣道2段。大学時代に居合術奥伝の域に達し、県警本部採用試験に合格。

★Y.K.(明治大学理工学部)は弓道部に属し、毎朝同学舎を7時前に出て帰舎はいつも23時
過ぎ。3年時には日本武道館の大学選手権試合に出場して活躍した。毎年新年には東京明治
神宮・京都三十三間堂での初射会に参加。記念の矢を持帰り同学舎に飾った。